セキュリティソフトの自動更新がムカツクから全力で解約してやったけどなにか?

 

 そう、あれは去年の今頃だった。英国のモーターサイクルメーカーと同じ名前をした某セキュリティソフトが、気がついた時には自動更新されていたのだ。ワタシは愚かにも自動更新に設定されていることすら気づいていなかった。前回、更新手続きをした際に「自動更新をする」とかなんとかなっているチェックが、デフォルトでONになっていたのだろう。

 「よく見ていないお前が悪い!」

 「情弱のお前の責任だろーが!」

 はい、そうでございますよ。返す言葉もございません。ワタシの落ち度だと言ってしまえばそれまでのことだ。だがしかし、この時にワタシが感じたことがなんだったかというと、

「うわぁ騙された!次は絶対に更新しねぇからなっ!」だったわけです。

 この某セキュリティソフト、ワタシは製品的には気に入っていたんです。某細菌を退治しちゃう系のアレは、OSや他のアプリケーションの動作にちょいちょい悪さをするんで敬遠していたんですが、ブリティッシュモーターサイクル系のこっちは比較的素直でいい子だと感じていたのです。ワタシは心を許していたのです。そう、愛情さえ覚えていました(うそ)。

 でもさ、こんな騙し討ちみたいなことされたら…引くわ(いや、半分ぐらいは言いがかりみたいなモンなんですがね、わかってますよ…でもでも、)こっちの不注意に漬け込んでやろうとする姿勢に疑問を感じちゃったわけですよ。そりゃ、黙っててもクレジットカードに課金できちゃう方が儲かるでしょうよ。クレバーだよ。スマートだよ。あんたの勝ちだよ。ビジネスだもんなぁ!?

 でもさ、誠実さは感じられないよね。こんなことされると心が離れるよね。疑心暗鬼になるよね。胸がヒリヒリ痛むよね。チラつく影に惑わされて嫉妬に心乱されるよね。誰よあのオンナはぁ!?(違うね、そーだね)実際、次は絶対に更新しねぇと心に固く誓いましたから、えぇ。

 そして今年ですわ。ついに解約してやったっ!!ざまぁー!臥薪嘗胆、この時を手ぐすね引いて待っていたぜ!ってなもんですよ。しかし、まぁ、ここでもセコいというかみみっちいというか…簡単に自動更新が解除できない作りだったんですよねぇ。

 まず、どこで手続きしたらいいのかよくわからなかった(お前がちゃんと見てないだけだろ!は否定できませんがね、わはははは)なんだか端っこの方にしれーっとリンクがありました。んで、ここから手続きを進めようとしたら、「やめるとこんなに危ないんですよ!?」「脅威に曝されるんですよ!?」「大変ことになっちゃっても知りませんよ!?」「あんなことやこんなことになっちゃいますよ!?」「いいんですか!?人間おわっちゃいますよ!?」(うそ)とか、散々脅してくるんですよ。悪質な訪問販売みたいなノリに近いような…。あと、「自動更新の設定は最初の時にしか選択できないプレーミアムな措置なんですよ、ぐへへ♡いいの?」みたいな文句もありましたな。

 もー、細部にわたって嫌悪感しか感じられないこのやり方は、メーカーにとってプラスなのかね?まったく好感が持てない。隙あらば騙してやろう、引っ掛けてやろう、みたいなマインドがビンビン伝わってくるだけで、メーカーにも製品にも悪感情しか湧いてこない。イメージがすんげー悪くなった。二度と使うことはないだろうね。

 こんなやり方は、短期的にはうっかり的な儲けに与れるだろうけど、長期的には顧客の信頼を失うよ、きっと。ユーザーを馬鹿にし過ぎだわホント。ものすごい屈辱だったもんな。今回はキッチリやめられてホントすっきりしたわ。

 しかし、まだ続きがあんのよ、これが。んで、やめたったーっと気分よくいたんですがね、次の日にアドメールが送らさって来たわけよ。製品の宣伝ですよ?何食わぬ顔で送ってきやがってるわけでございますだよ。「はぁぁぁぁぁ〜??」なわけですよ。そっこーで配信停止の手続きをしたんですが、縁を切ったんだから送ってくんなよ!うぜー!!っと、更にイメージダウンなわけですわ。ホント、ユーザー舐めるのもいい加減にしろよっ!!!あらやだ、お下品でございましたわね。おほほほほ…。ごきげんよう〜。