うっかりな脇の甘さを愛すべし

うっかりや間違いなど、合理的ではない隙や脇の甘さが人間のすべきことなのではないか。完璧は機械に求めることだ。人間にではない。

 
脇の甘さというのは可能性なのだ。マジックの存在する隙間。ケミストリーの起こりうる余白。
 
完璧からは新しいモノは生まれない。思いがけない新しい価値は、ゆらぎの中から現れるのだ。
 
そもそも人間に完璧は実現できない。人間に完璧を求めてはいけないのだ。合理性を極めることも、完璧を求めることと同義だ。
 
人間が創り出す、生み出すモノに合理性を求めてはいけない。
 
合理的ではないと糾弾してはならないのだ。不完全だと責め立ててはいけないのだ。
 
脇の甘さを許容しよう。不完全に寛容でいよう。間違いを許そう。
 
そうした態度が新しい価値をもたらしてくれる。
 
新しい価値の恩恵に浴するのは他でもない自分たちなのだ。