妖怪ウォッチがポケモンを駆逐する日

 

 妖怪ウォッチが小学生の間でポケモンを駆逐する勢いらしい。独自にヒアリングした結果、なぜポケモンが急激に失速してしまったのかが少し見えてきたので記しておこうと思う(外連味たっぷり120%当社比)

 まず、一番大きな点はアニメのギャグらしい。必ず笑える要素がある点が重要なんだそうな。そこへいくとポケモンは以前は笑える部分が多かったが、最近はつまらないと判断されているらしい。とくにベストウィッシュがまずかった。ロケット団からお笑い要素を外し、ソーナンスを外し、タケシを外したことが仇となった。そこから徐々に小学生のポケモン離れが始まり、途中からシーズン2やらエピソードNやらと、さらに迷走を始め、完全にちびっこたちから愛想をつかされてしまった。

 そんな自分たちが求めていたものを提供してくれなくなったポケモンに代わり、最高のタイミングで現れたの妖怪ウォッチのアニメだったようだ。その前にゲームが出た時にも小学生の間では話題になったようだが、そこまで爆発力はなかったようだ。

 とにかくアニメのギャグを中心に据えた構成が小学生にはハマったようだ。放送が始まるやいなや、学校ではその話題で持ちきりだったらしい。初動を見る感じだと、ポケモン超えもあるのではないか。そして、ポケモンが培ってきたエグいビジネスのやり方をしっかりとトレースしているので、嫌らしいぐらいに金の匂いをさせている。きっと全国の小学生を持つ親御さんは戦々恐々としているはずだ。いったいいくら巻き上げられるのかと、どれだけ店に並ばせられるのかと……。大いに同情をする。

 このムーズメントにはちょいと注視をしておいた方が良さそうな気がする。この先、5年ぐらいの期間には大きな影響があるかもしれないので。