ちっちゃくても女の子はぷにぷにして柔らかい
保育系の仕事をしているツレが、ある日こんなことを言っていた。
「ちっちゃくても女の子は抱っこすると、ぷにぷに柔らかくて気持ちいいよね」
それを受けてわたしは問う。
「ちっちゃいって何歳ぐらい?」
「3、4歳ぐらい」
ん〜何言ってんだ?
「はーっはっは。また何言っちゃってんの? そのぐらいのガキんちょなんて、見た目もどっちが男か女かわからないぐらいじゃないか。そんな違いがあるとは思えん」
「ホントだって。知らないの?」
知るわけがない。
「そのぐらいだと、みんなぷにぷにしてそうに見えるぞ」
「いや〜違うんだなぁ、これが」
そう言われてもねぇ……。
そんなことがあったしばらく後、自宅で3歳の男児・女児の面倒を同時にみるという、なんとも面倒くさい事案が発生。
しかし、この時、前段のやり取りがあったことはすっかり失念。とくに意識することもなく、まずは男児を抱っこ。たかいたかい等を実施してご機嫌を窺う。うむ。どうやらお気に召したご様子。わたしもなかなかやるではないか。3歳児のハートをわし掴みだぜっ! とか寝ぼけたことを思っていると、女児が自分にもやれと意思表明&主張を行ってきた。
ではでは選手交代。お嬢ちゃん、どうぞこちらへ。
たかいたかいするために女児を抱っこする。
こ、これは……!?
以前のやり取りが脳内にフラッシュバック。ぴっかーんっ!
「ホントだ! 幼女、ぷにぷに柔らかいよっ!!」
ツレに慌てて報告。
すると、
「一部の特殊な趣味嗜好のヒトの発言みたいに聞こえるから『幼女』やめろ」
あ、いや、すみません……。
しかし、幼女の対義語ってなんだろうな?……じゃなくて、本当に3歳男児と女児は既に身体つきが違ったのだ。男児は骨ばっていてゴツゴツしたところがあるのに対して、女児は全体的にぷにぷにしていて骨ばったトコロがない。この二人、身長体重はほぼ同じぐらいに見える。なのにこの違い。こんな時分から性差はちゃんとあるんだねぇ。確かに、えらい細いコでも意外に柔らかかったりするからなぁオンナのヒトは……。
やっぱり男女は違う生きものだわな。なんてことを、なんだかしみじみ思いましたよ。
まぁ、どうでもいい話題っちゃ、話題なんですけどね、世界の真実をまたひとつ知りましたまる。