よく喋る口のうまい人がコミュニケーション上手なわけではない

 

よく喋る口のうまい人がコミュニケーション上手みたいに扱われがちだけど、違うんだよな……。もちろん本物もいるけれど、あんまりいない。大概は”もどき”だ。

 

自分の考え・気持ちを伝えることができて、相手の伝えたいこと・気持ちを想像することができる力。

それがコミュニケーション能力なんじゃなかろうか。

コミュニケーション能力は、よく喋ること、口がうまいことではないと思う。

 

人はどうやったって完璧に他人と意志の疎通をはかることはできない。

100%伝えることも理解することも不可能だ。

だから「想像」なんだと思う。

言外の想いを、感情を、「想像」する力が必要なんだと思う。

自分で足りない情報を補完できる能力。

 

それと、どうしたら伝わるか、より正確に理解してもらえるか、

これを「想像」する力も必要なんだと思う。

相手が必要な情報を提供できる能力。

 

「想像」する力。

これがコミュニケーションの本質なのではないかと思う。

 

よく喋る口のうまい、一見コミュニケーション上手っぽい人は、きっと想像力が足りない。

 

逆に想像力が逞しすぎてコミュニケーションが円滑にいかない人もいると思う。

一般的にはこっちの人をコミュ障扱いするけれど、いろいろと想像ができるだけに身動きがとれなくなってしまっているのだろう。

「想像」することができるのだから、あとはアウトプットの練習をすればコミュニケーション下手は解決することが可能なんじゃないかと思う。

 

本当のコミュ障は”もどき”の人たちだろう。

「想像」する力が足りていないから、自分が足りていないかもしれないという可能性を想像することができない。

 

永遠にそのままだ。

そのまま老いさらばえるといい。