うどんを打てば救われると天が言ったとか言わなかったとか

 

新年度も始まって少し経ちました。新しい環境へ入ったヒトも、そこがどんなトコロかなんとなくわかり始めた…そんな今日このごろですが、みなさんいかがお過ごしですか?ワタシは先日、天から啓示を受けました。

 

天はワタシにこう言ったのです。

「うどんを打て」と。

 

いやもう、突然うどんを打ちたくなってしまいまして。打ちたいったらありゃしない。打たずにはいられない。そんなワタシに誰がした。あーうどん。あなたはなんでうどんなの?

 

っというわけで、いざ打たん鎌倉へ。と思ったんですが…中力粉が無かった。わざわざ買いに出るのは面倒だなぁっと思いつつ、うどんを打ちたいという衝動となんやかんや葛藤した結果、中力な粉を求めてスーパーへ行くという英断を下しました。んで、衝動は衝動なんですが面倒は面倒なんで、一番近いスーパーへ散歩がてら徒歩で行きましたよ。

 

んが、小麦粉の棚を隅から隅まで、あっ、ずずずぃーっと見たのですが、薄いのと強いヤツがあるだけで、ぬわんと!中道を行く素敵なアイツが無いではありませんか!!

 

ワタシは店員を捕まえて叫びました。

「中力粉が無いだなんて…」

「ピザを作りたいヒトはどーなるのさ!?イタリアの種馬が「エイドリアァァァァァァン!!」だぞ!?」

「たこ焼き作りたいヒトはどーなるのさ!?タコの代わりにイカを入れるという卑劣で凶悪な手段にでるぞ!?」

「そしてなにより、うどんを打ちたくてプルプルしてきているワタシの突き上げるような衝動はどーしてくれるんですかね!?えぇっ!?」

 

ウソです。はい。

 

小心者のワタシは店員さんに品揃えの確認もできず、トボトボと店をあとにするしかありませんでした。

「違うスーパーに行ってやる!ここじゃ何にも買ってやんねーよっ!!ざまー!!」

っと、小学生ばりの負け惜しみを口にしつつ、別のスーパーへレッツラゴー。

 

説明しよう!そっちのスーパーは業務用の食材を安価で売っているという、何とも”せくしー”なお店なのだ!!量がいちいち多いのが一般家庭には泣き所なんだけどね。

 

あったよ。

 

さすが業務用。小麦粉三兄弟が揃ってましたぜ、アニキ。初めからこっちに来ておけばよかった。誰だ横着こいて近場で済まそうとしたヤツは?そういう安易で短絡的なヤツが世界の平和を乱すのだな。うんうん。楽しちゃイカン。

 

ダッシュで帰宅をすると早速準備に取り掛かった。しかし、最初から問題に直面。んー作り方を忘れた…。過去に数回うどんを作ったことはあるのだが、作り方をすっかり忘れてしまったのだ。まぁ、グーグルセンセに聞けばわかるから大丈夫なんだけど。便利な世の中だよね、ホント。こうやって記憶力は退化していくな。

 

んで、グーグルセンセが教えてくれたのがコチラ

うどん|小麦粉 & パスタレシピ|日清製粉グループ

さすがだぜセンセ。

愛してるので愛してると言ってくれ。

 

んでもって、ソレを見ながら作成開始。

しかし、水加減がなんともアバウト。まぁ、季節や気温、湿度で変わってくるから仕方がないんだけどね。ここは長年の経験と勘で…ってオイラ経験も勘もなかったよ…。

よくわからんので、えいやーとーでやっつける。「美味しんぼ」を熟読したから大丈夫だろ。きっと。

 

んで、あんなコトやこんなコトをやってどーにか無事に完成。

しかし、ちと水が少なかったせいで生地を思うように伸ばしきれず、ものすごい弾力のグルテン万歳な極太麺になってしまった。いや、もーコシがあるどころの騒ぎじゃないぜ。クニュクニュのブリンブリン。讃岐が遥か外界に見えたね。突き抜けてやったぜ。ズバーっと!ついでに解決もしちゃったね。ズバーっと!

 

ん〜自分で作って食べるとホントに美味しいわぁ。っとしみじみ思ったりしてみる。

しかし、うどんや蕎麦を趣味的に打つヒトって何だか男性に多い気がするな。なんでだ?女性で麺類を自作するのが趣味って聞かないなぁ…。

「趣味はぁ、読書とうどんを打つことですっ♡」

ってかわいくねーか何となく…。いや、悪いことじゃ無いハズなんだけどね。なんでだろ…?

「趣味はぁ、写真とパスタを打つことですっ♡」

んーパスタもダメかぁ…。オシャレ感でねぇな…。「打つ」ってのがいけないのかね?

でも「打つ」っていうところに、ストイックで求道的な魅力があると思うんだけどなぁ。ダメかなぁ。これって男性的な感性なんでしょかね?麺類を打つことが趣味のオンナのヒトに遭遇することがあったら、そのへん聞いてみたいような気もしないでもないような何と申しますか。