ヒトの心は複雑で、時にシンプルであってほしいと願ったりしてみたり

 
誰でも自分の心の暗部を見てしまった時はドキリとするものだと思う。アレコレと考え込んでうんうん唸りながら、ふと客観的になった瞬間に自分の暗黒面とご対面。内臓を冷たい手でグッと掴まれたような、いやーな感覚が訪れる。
 
ヒトの不幸や危機を心配しながらも、コレをどう自分に有益に活かせるかを同時に考えているコトに気付いたり。
 
ヒトの幸運や成功を喜ばしく思っていたはずなのに、妬ましく感じていたり、内心では毒づいていたり。
 
矛盾する感情が同時に展開されている、非常に気持ち悪い、なんとも落ち着かない心持ちになる。
 
どっちが自分の本心なのだろうかと。いや、答えはどっちも本当ということなのだろうけど。矛盾して曖昧で不確定で一貫性に欠ける、輪郭のハッキリしないものがヒトの心なのだろうとは思う。でも、なんだか納得感はない。
 
ハッキリしないから、いろいろ苦しいし、辛くなったりもするわけで。なんかこうパキパキっと、キッチリクッキリハッキリしないもんかねぇ。
 
複雑さは楽しい時もあるけど、シンプルであってほしい時もあるよねぇ。疲れちゃうよ。