タバコを止めてみて思ったことなどなど

 タバコを止めて2年が経ちました。最近はツラさを思い出すことも滅多にありません。ワタシは意志薄弱なので、止めるにあたっては例のブツに頼りましたがね…ふふふ。

 お医者さまが言うことにゃ、ブツを服用して禁煙したとしても、10ヶ月後まで続いている確立は60%なんだとか。いやー止められたってことはけっこう優秀?まぁ、ブツを服用してみたところで禁煙がツラくないわけではないので、容易に挫折ができちゃいますからね。苦しかった…何度枕を涙で濡らしたことか…素晴らしき禁断症状。愛すべき禁断症状。今となってはいい思い出ですよ(遠い目)

 しかしねぇ…止めると太るよ。マジで。センセに言われたよ。ご飯が美味しく感じられるようになるから、みんな確実に太るよ。でも、まずは止めることに注力して、止めてから痩せる努力をしましょうね!って。…えっ、なに二重苦?そりゃないぜセンセ…。

 んで現在。なんとかタバコは止められましたが、痩せることはできず…。15㎏増を頑に維持♡ある意味、こっちの方が非常に困難。希望が見えない…。

 

 そうそう、やめて実感できたことがひとつありますよ。止める前によく見た「止めることのメリット」ってヤツに「タバコを持ち歩かなくよい」ってのがあったんですがね、いや、今もあると思うんだけど、止める前は「そんなことがメリットだなんて、よっぽど止めるメリットってないんだな…」っと思っていました。そんなんじゃ止める動機になんねーよって。あー思っていたさ。

 しかし、これマジでメリットだった。あはは…。ポケットに手を入れたても指先がタバコの葉っぱまみれにならないし、ハンカチが葉っぱまみれにならないし、カバンの中が葉っぱまみれにならなし…いや、ケースに入れてればよかんたんじゃね?っとまぁ、メリット盛りだくさん!

 

 っと、さんざん苦労して止めたわけですが、タバコが習慣にならないように初めから吸わなければよいのだ!っていう主張には反対です。青少年のみなさんがダークサイドに落ちるといけないから、危険なモノには近づけないようにしましょう的な親や識者がいますが、それはダメです。止めるのがツラかろうが、痩せられなくて着られる服がなくなろうが、それが法律やモラルに反していないことであれば、何でも実際にやってみるべきです。

 世の中は実際にやってみなければわからないことだらけです。リアルな体験だけが真実を教えてくれます。臭いものには蓋をしろ的な発想は、様々な可能性を殺します。リアルに体験しないから想像力が足りなくなるのです。わからなくなるのです。体験がなければ共感もできないのです。ツラい結果が待っていようとも、やってみるべきです。やってみなければ、それがツラいことだということを知ることができません。知らなくてもいい?いや、知らないよりも知っていた方が人生は絶対的に豊かだ。

 タバコの話しで言えば、百害あって一利なしです。客観的には。しかし、タバコがあったことで豊かな瞬間が自分の人生にあったことは事実です。そして、それは体験しなければ永遠に理解することのできないことです。これはタバコだけの話しではありません。あらゆる物事に言えることだと思います。…よ、たぶん。